2022年09月22日

有吉佐和子 再び

 先日、NHKの「紀の国スペシャル」という番組で有吉佐和子特集をやっていた。

彼女は和歌山市出身だが、10回以上転校をして常によそ者だった。そして、先生に対してよく自分の意見を言っていたそうである。

10歳で夏目漱石全集を読破。

高校の夏休みには、坂口安吾やトルストイなど100冊の本を読んだそうである。

彼女のテーマは、「自立した女性」ひいいては、「人間の幸福とは」ということだった。

1959年「紀ノ川」を出版。
1972年「恍惚の人」はハードカバーながら、200万部のベストセラーだった。夫の父の介護の問題で、女性だけが犠牲となるのは、おかしいのではと問いかける問題だった。


この「非色」という本は、最近再出版された本で、異例の5万部出ているという。
黒人兵と結婚した女性がアメリカへ行って、したたかに生きる姿を描いた本だという。
1975年「複合汚染」では、公害の被害に鋭く切り込んだ作品である。
1984年53歳という若さで亡くなった。
「時代がやっと有吉に追いついてきた。」と言えるかもしれない。知らんけど。

日曜日は、粉河チャペルへどうぞ。

  


Posted by ちゃーちゃん at 07:28Comments(0)