2021年12月08日

那賀地方のクリスチャン2

 前回は、主に打田地区の方々について書かせていただいた。今回は、粉河のクリスチャンについてお伝えしたい。

粉河には、日本キリスト教団粉河教会(愛のひかり幼稚園併設)という立派な教会がある。創設者は児玉充次郎牧師である。彼の出身は、旧粉河町中山。那賀地方のクリスチャンについて語る時に、児玉家を避けて通れないので紹介したい。

 粉河には、粉河寺境内に「猛山学校」という私塾があり、児玉仲児、桃谷政次郎(桃谷順天館の初代)他多数の塾生がいた。

○児玉仲児(充次郎牧師の父)
 濱口悟良、陸奥宗光らと共に第1回県議会議員。後に衆議院議員に3回当選。慶應義塾大学に学び、森田節斉氏に師事する。(森田節斉は昌
平坂学問所に学び、吉田松陰の師でもある。門下生から尊皇攘夷派を多く排出したので、幕府に命を狙われ、粉河荒見にある北家にかくまわれる。門下生には、吉田松陰、児玉仲児、中尾靖軒、久坂玄瑞、中村敬二郎らがいる。)
 明治42年没。遺体が粉河駅に帰って来た時には、粉河駅前が提灯で埋め尽くされたそうである。盛期には、粉河駅前の「白水座」に1,400人集まりクリスマス会が催されたこともある。

○児玉亮太郎(充次郎牧師の兄)
 同志社大学、ミシガン大学に学び、平民宰相と言われる原敬の第一秘書。原内閣の時は、内各総理大臣秘書官、衆議院議員。

○児玉充次郎(粉河教会初代牧師)
 同志社大学に学ぶが、キリスト教教育に反発して放校される。徴兵されるが軍隊のあり方に疑問をもち、非戦論を展開し内村鑑三に接近。加太に近い二里ヶ浜で復活のイエスに出会ったと言われ回心し牧師となる。生きていれば、ノーベル賞をもらったと言われる賀川豊彦と親交が深かった。また、新宮の大石誠之介や沖野野岩三郎らとも親交があったため、大逆事件では逮捕されかけた。

○その他粉河には、画家の保田龍門、安楽川の作家阪中正夫らもクリスチャンであった。
 
 次回機会があれば、那賀地方に多大な影響を与えたヘール宣教師や大逆事件で死刑になった、大石誠之介氏らについて、お知らせしたい。
  


Posted by ちゃーちゃん at 17:28Comments(0)

2021年12月08日

粉河チャペルクリスマスコンサート


12月11日(土)午後6時より、粉河チャペルにてクリスマスコンサートが開催されます。感染対策をバッチリして、お待ちしています。
きっと素晴らしいコンサートになること、間違いなしです。
  


Posted by ちゃーちゃん at 17:23Comments(0)

2021年12月08日

ゴスペルDEホーリーナイト


12月17日(金)このようなクリスマス会があります。ゴスペルで有名な津島佳奈さん、プロで活躍する神山みささんは、東京から来てくれます。
ゴスペルあり、マジックあり、ゴスペル亭パウロさんの落語も素晴らしいです。
岩出の元ユニクロでやってますので、のぞきにきてください。
  


Posted by ちゃーちゃん at 17:21Comments(0)