2021年09月14日

「御国」

 9月12日の礼拝のお話を簡単に報告させていただきます。


ルカのよる福音書11章1節~(抜粋)
「主よ。ヨハネが弟子たちにおしえたように私たちにも祈りを教えてください。」「祈る時には、こう言いなさい。『父よ御名があがめられますように。御国が来ますように。」

1 弟子たちは、なぜ祈りを教えてくださいと言ったのか。
 ユダヤ教徒の弟子たちは、普段から祈っていたはずなのに、なぜ祈りを教えてくださいと言ったのか。
 ユダヤ教の祈りは、形骸化していて人に見せるための祈りで、一種のパフォーマンス化していた。
 イエスの教えは、「アバ父よ(お父ちゃん)」と呼びかけるのが、新鮮に映った。
 例1 久米宏はなぜ、有名なニュースキャスターになったか。当時のアナウンサーは「私は」と言っていたが、彼は、「僕は」と飾らない言葉を使って、一気に視聴者と距離をつめたから。
 例2 滝元明、田中政男牧師は、なぜ16回も天皇陛下ご夫妻(現上皇ご夫妻)と会われたのか。田中牧師はほとんど敬語を使わなかった。(使えなかった?)
 滝元牧師は、スエーデン旅行のおみやげに、ゾーリンゲンの鼻毛切りを渡された。その飾らない態度が気に入られたから?

2 祈りの力を知っていた弟子たち
 イエスの様々な奇跡を見て、弟子たちは祈りには、力があると信じていたから。
 例 昔ICUで教えていた、エミール、ブルンナーという神学者は祈りとは、山で石が転がってきたときに、「私に当たらないでください」と言うことではなくて、森で迷子になったとき、「おとうちゃん、助けてー」と言うことである。

3 御名があがめられるとは
 御名があがめられるということが、礼拝するということである。その中には、必ず賛美がある。リヴァイバルは賛美が盛んになされる。「讃美は直き者にふさわしい。」
例 ハイドンが力強くきれいな教会音楽を作曲できたのはなぜか。
 ハイドンが言った言葉「普段から神のことを思い、賛美せずにはいられないからです。」

4 御国が来ますようにとは
 天国ではなく、地上に天国(リヴァイバル)が来ますように、ということ。
 イエスが十字架にかかる時、両隣にふたりの罪人がいた。一人はイエスをののしった。もう一人はこう言った「主よ、あなたが御国の位につくとき、私を思い出してください。」⇒「今日あなたは、パラダイスに居る。」(天国第1号である。)
 礼拝とは、天をあおぎ、朽ちない宝を積むところである。

   


Posted by ちゃーちゃん at 07:48Comments(0)