2021年10月02日

中村 哲氏を悼む

 アメリカ軍がとうとうアフガニスタンから撤退しました。タリバンが支配していますが、まだまだ混乱が続くでしょう。
 
1984年日本キリスト教海外医療協力会から一人の青年がアフガニスタンのペシャワール地方へ派遣されました。初めは、医療分野で協力しようとしていたのですが、産業がなければこの国は貧しいままだ、と彼は用水路を砂漠まで引いて農業を盛んにしようと考えました。全長25kmもの大事業を何もないところから始めるのですから、大変な苦労だったでしょう。彼の名前は中村 哲。

一生をアフガニスタンのために捧げた立派な方です。彼は熱心なクリスチャンでした。彼の原動力は現地の人に対する愛だったと思います。
そんな彼を過激派が襲撃して殺害してしまうのですから、その国の混乱ぶりがわかります。
「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。」(マタイによる福音書22章39節)

このみ言葉を最期まで実践された中村先生を尊敬します。
明日は、礼拝です。

  


Posted by ちゃーちゃん at 11:13Comments(0)

2021年10月02日

レジ袋削減で環境を守る?

 スーパーやコンビニでレジ袋をくれなくなった。エコバッグをよく忘れる私は、時々買う。なんだか腹が立つ。なぜ、こんな法律ができたのか。ネットでは、「プラスティックゴミを減らし、環境保全についての意識を高めるため。」と書かれていた。本気か?
 全世界のプラスティックゴミの8割は東南アジアから出ている。その内半分は中国からである。中国が本気を出さないと、プラスティックゴミは減らない。
 レジ袋は日本の全プラスティックゴミの2%らしい。半分の人が「買います」というとすると1%の削減にしかならない。その上、レジ袋の素材でバイオマス(自然分解する)が25%以上使ってあるなら、無料配布できると言う。なら、無料配布のレジ袋の75%はプラスティックゴミとして残るじゃないか。なんか納得いかない。
 
 プラゴミで一番多いのは、ペットボトルである。本気でプラゴミを減らす気があるなら、これをどうにかしないといけない。昔のように、醤油も酢も一升瓶で、一升瓶を返すと10円返してくれるとか、そういうふうにすればどうか。
 以前、ある自治体の分別したプラゴミはどうするか尋ねたところ、燃料として売ると言っていた。それなら一般ゴミに混ぜた方が燃えやすくていいじゃないか。しかも、一般ゴミは燃えにくいので重油を使っているとか。いったい何のための分別か。
 
 海中のマイクロプラスティックは大問題だと思うし、空気中のマイクロプラスティックが癌の一番の原因だという人もいる。日本は、世界でトップレベルで分別が進んでいる国だと思うが、それでも瀬戸内海のプラゴミは大変なものらしい。人類が生活する限り、プラゴミはなくならないのか。レジ袋削減くらいでは、1%もプラゴミを減らせない。政府は本気でプラゴミを減らす気があるのか?お菓子の袋も何もかもプラスティック、ナイロン類をやめて、昔のように紙に戻しましょう。
 私はこれから毎日、風呂敷を持ち歩きます。 


明日は、午前11時より粉河チャペルで礼拝があります。皆様のお越しをお待ちしております。
  


Posted by ちゃーちゃん at 10:56Comments(0)