2021年10月12日

高価な真珠

10月10日礼拝の要約を載せさせていただきます。平岡修治牧師です。
高価な真珠

マタイ13:45,46「高価な真珠」
ある日、小作の畑からお宝が出た。その百姓はあらゆる物を売ってお金をつくり、その畑の一部を買って正当な手段でお宝を手に入れた。その宝は天国を表している。我々は天国そのものは手に入れることはできないが、畑を買うことができる。聖書を読んだり祈ったりして(畑を買って)宝(天国)を手に入れるのである。

 日本人は真珠好きである。ミキモト真珠の創始者御木本幸吉の息子御木本隆三は、日本真珠教会会長でありクリスチャンだった。、賀川豊彦らと親交があった。
 
 イエスキリストの時代最も高価だったのは、真珠だった。クレオパトラは2個の高価名真珠を持っていた。「豚に真珠」ということわざも聖書に書いてある。
天然真珠は1万個に1個と言われている。

①ここでいう真珠商人とは、イエスキリストを表し、真珠は私たち人間を表している。神様は私達を「あなたは高価で尊い。私はあなたを愛している。」と言われた。

②真珠は救いを表している。聖歌「521」番「キリストには代えられません」

③黙示録21:21真珠は天国の象徴である。天国の門は真珠でできている。

④真珠はどうやってできるか。アコヤガイの中にミシシッピ川のドブ貝を削った小さな物(核)を入れる。それが痛いのでアコヤガイは炭酸カルシウムを出して、その核を包み込んで行く。4年たってようやく真珠らしきものになる。イエスキリストの受けた十字架も大変痛いものだった。イエスの流した血潮によって、我々は癒やされる。

 フィリピン映画に「ラストディール」という映画がある。
経営難の画商が最後に名作を買いたいと思っていた。 ある日、オークションに出品された作品が目についた。絵にサインはないが、気になる。調べてみると、イリヤ・レイピンというロシアの有名な作家の絵らしいとわかった。ドフトエフスキー、チャイコフスキーと並び評される3大ロシア偉人である。
 彼は、その絵をわずか132万円で落札した。しかし、お金がない。息子の大学へ行く資金を使い、他にも借金をして都合した。ストックホルムに問い合わせると、確かにイリヤレイピンの絵に間違いないという返答。サインがないのは、それがイエスキリストの肖像画で、名前を入れるのをためらったからだそうだ。それほど、イリヤレイピンは謙遜だった。画商はお金も店も無くなったがこの最高の絵を手に入れることができた。
 
 イエスキリストは命を捨ててまで、私達人間を買い取ってくださった。そこに愛がある。



Posted by ちゃーちゃん at 17:41│Comments(0)
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